モンゴル革命の父とよばれる政治家、革命家。父は外モンゴル東部のセツェン・ハン部出身の牧民だったが、困窮して1890年にクーロン(ウランバートル)付近に出ており、スフバートルはその地で生まれた。1909年に駅逓(えきてい)の馬方となり、1911年のモンゴルの独立後、その政府軍の兵、1918年同政府の印刷所の植字工となった。この間、中国と無能なモンゴル支配層に対する反感を強め、ロシア革命の影響を受け、1920年モンゴル人民党結成に参加し、同志とイルクーツクに行ってソビエトの援助を求め、1921年人民義勇軍を結成した。その総司令官として、中国軍とウンゲルンのロシア白軍をキャフタに破り、クーロンに進撃して新政府の樹立に成功した。また同年モスクワでレーニンと会談し、モンゴルの社会主義革命への道を探った。革命の約1年半後、30歳の若さで死去。
[吉田順一]
「スヘバートル」のページをご覧ください。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…モンゴルの革命家。スフバートルSükhbaatarともいう。大フレー(現在のウランバートル)で貧民の子として生まれる。…
※「スフバートル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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