ゼマルコス(その他表記)Zemarchus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼマルコス」の意味・わかりやすい解説

ゼマルコス
Zemarchus

ビザンチン軍人。 565年コンスタンチノープルに来た突厥使者帰国の際,皇帝ユスチニアヌス1世の命により,突厥の王廷におもむいた。その旅行記は突厥の風俗習慣,その他当時の中央アジア状況を伝えており,ビザンチンの歴史家メナンドロス・プロテクトールの書のなかにわずかに残っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

百科事典マイペディア 「ゼマルコス」の意味・わかりやすい解説

ゼマルコス

6世紀のビザンティン帝国将軍。絹貿易の交渉で568年にコンスタンティノープルにきた突厥(とっくつ)使節の帰国にあたり,ユスティニアヌス2世の命で応答使節として同行し,突厥カガンに謁見して帰国した。その紀行文は当時の突厥の生活信仰および中央アジアの状況を知るうえで貴重。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む