ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイ文学」の意味・わかりやすい解説
タイ文学
タイぶんがく
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…現行《布施太子本生経》のクライマックスの二つの章もこの人の筆による。ラーマ2世時代(1809‐24)はタイ文学の精華の時代で,宮廷には王やのちのラーマ3世をはじめ,市井の語彙を駆使して文学を大衆化したタイ最高の詩人スントーンプーら一流の詩人が集い,けんらんたる舞踊歌劇の傑作《イナオ》や純タイ的でタイ文学史上最,傑作《クンチャーン・クンペーン》が競作され,《法螺貝王子》《クライトーン》など多くの詩劇が完成された。個人の作としては最大のロマン《プラアパイマニー》(スントーンプー作)が完成したのはラーマ3世時代(1824‐51)であろう。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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