ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タテジマフジツボ」の意味・わかりやすい解説
タテジマフジツボ
Balanus amphitrite
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…船底以外に,低潮線以深にある石や貝殻の上などにも付着している。塩分濃度の低い内湾などには,近縁のタテジマフジツボB.amphitriteが生息し,いかだや船底に多く付着し,シロスジフジツボB.a.albicostatusは岩上および橋脚などに多く着生する。第2次世界大戦後,船底に付着して移入されたものにヨーロッパフジツボB.improvisusやアメリカフジツボB.eburneusなどがあり,全国に広まりつつある。…
…元来,ヨーロッパの大西洋沿岸,イギリス海峡,北海およびバルト海など,おもに汽水域に生息したが,現在では日本全土の汽水や浅海域にまで広まり,船底のほか,石杭やいかだなどにも着生しているのが見られる。これと同様に,戦後,アメリカの大西洋岸から船底に付き運ばれてきた近似種のアメリカフジツボB.eburneusは殻の直径3cmくらい,以来漸次日本各地に分布を広げ,これよりやや小型で,白い殻表に数本の暗紫色の縦縞のあるタテジマフジツボB.amphitriteと混じって,港などの岸壁や,杭,いかだにも群生しているのが見られる。【蒲生 重男】。…
※「タテジマフジツボ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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