ダンブッラの黄金寺院(読み)ダンブッラノオウゴンジイン

デジタル大辞泉 「ダンブッラの黄金寺院」の意味・読み・例文・類語

ダンブッラ‐の‐おうごんじいん〔‐ワウゴンジヰン〕【ダンブッラの黄金寺院】

Golden Temple of Dambullaスリランカ中部の都市ダンブッラにある石窟寺院。旧市街の岩山に位置する。同国最大、かつ最も保存状態がよい石窟寺院として知られる。その起源は紀元前にさかのぼり、前1世紀にシンハラ王朝のワッタガーミニ=アバヤ王により戦勝記念に建立。50体以上の仏像を安置する石窟や、長さ14メートルの涅槃ねはん仏が横たわる石窟があり、美しい壁画や天井画が残っている。1981年に世界遺産(文化遺産)に登録された。ダンブラ黄金寺院

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百科事典マイペディア 「ダンブッラの黄金寺院」の意味・わかりやすい解説

ダンブッラの黄金寺院【ダンブッラのおうごんじいん】

スリランカの中北部の都市アヌラーダプラの南約60kmに位置する,ダンブッラの岩山にある石窟寺院。寺院には5つの石窟があって,その中に160体以上の黄金色に輝く仏像や神像が納められ,壁面色彩豊かな画によって覆いつくされている。寺院は紀元前1世紀にシンハラ王朝の王によって造られ,その後も歴代の王たちによって塗りかえ描きかえが行われ,今もその美しさを保っている。1991年世界文化遺産に登録。

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世界遺産詳解 「ダンブッラの黄金寺院」の解説

ダンブッラのおうごんじいん【ダンブッラの黄金寺院】

1991年に登録されたスリランカの世界遺産(文化遺産)で、アヌラーダプラの南東にある石窟寺院の遺跡。紀元前1世紀から後20世紀初頭まで、岩山の中腹に築かれた。この仏教寺院は、シンハラ王朝のワッタガーマニー・アバヤ王が戦勝を感謝して建立したものである。5つの洞窟(石窟)があるが、最も古い第1窟には長さ14mの涅槃仏(ねはんぶつ)が、最大の大きさを持つ第2窟には、五十数体の仏像のほかフレスコ画がある。◇英名はGolden Temple of Dambulla

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