ちらと(読み)チラト

デジタル大辞泉 「ちらと」の意味・読み・例文・類語

ちら‐と

[副]ちらりと。ちらっと。
瞬時小隊長の顔を見」〈火野・土と兵隊〉
[類語]ちらりちらっとちらちらちらりちらりちら見一瞥いちべつ一目ひとめ一目いちもく一見瞥見べっけん一顧ちょっと見

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちらと」の意味・読み・例文・類語

ちら‐と

  1. 〘 副詞 〙
  2. 動きや程度がわずかであるさま、動作が素早いさまを表わす語。わずかに。さっと。ちょっと。ちらっと。ちらり。
    1. [初出の実例]「指し引く手を、ちらと、心ほどには動かさで、心より内に控ふる也」(出典:花鏡(1424)動十分心動七分身)
  3. 特に、一瞬に、あるいは、わずかに見聞きするさまを表わす語。ちらっと。ちらり。
    1. [初出の実例]「児(ちご)のありしが、ちらと木のそらに上るを見つけ」(出典咄本醒睡笑(1628)六)

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