ちらと(読み)チラト

デジタル大辞泉 「ちらと」の意味・読み・例文・類語

ちら‐と

[副]ちらりと。ちらっと。
瞬時小隊長の顔を見」〈火野・土と兵隊〉
[類語]ちらりちらっとちらちらちらりちらりちら見一瞥いちべつ一目ひとめ一目いちもく一見瞥見べっけん一顧ちょっと見

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「ちらと」の意味・読み・例文・類語

ちら‐と

〘副〙
① 動きや程度がわずかであるさま、動作が素早いさまを表わす語。わずかに。さっと。ちょっと。ちらっと。ちらり。
花鏡(1424)動十分心動七分身「指し引く手を、ちらと、心ほどには動かさで、心より内に控ふる也」
② 特に、一瞬に、あるいは、わずかに見聞きするさまを表わす語。ちらっと。ちらり。
咄本醒睡笑(1628)六「児(ちご)のありしが、ちらと木のそらに上るを見つけ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android