チンボテ(英語表記)Chimbote

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「チンボテ」の意味・わかりやすい解説

チンボテ
Chimbote

ペルー中部,アンカシュ県北西部の都市。首都リマの北北西約 400km,チンボテ湾に面する港湾都市で,アンデス山脈から流下するサンタ川の河口の南に位置する。 1822年建設以来,長い間小漁村にすぎなかったが,20世紀なかば製鉄所と魚粉工場が建設されてから急速に発展,現在同県最大の都市となっている。港からは魚粉,魚油,鉱石,機械部品,鋳鉄などのほか,後背地のサンタ川河谷に産するサトウキビ綿花,米などを積出す。 1970年地震により大破したが,その後モデル都市として再建が進められ,近代化された。パンアメリカン・ハイウェーが通る。アンデス山中のワヤンカまで延びる鉄道の起点人口 29万 6600 (1990推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android