ツェレ(その他表記)Celle

デジタル大辞泉 「ツェレ」の意味・読み・例文・類語

ツェレ(Celle)

ドイツ北部、ニーダーザクセン州都市リューネブルガーハイデ南端に位置する。旧市街の木組み造りの民家ツェレ城など、歴史的建造物が数多く残り、「北ドイツの真珠」と称され観光客人気がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ツェレ」の意味・わかりやすい解説

ツェレ
Celle

ドイツ北西部,ニーダーザクセン州の都市。ハノーバー北東約 35km,アラー川にのぞむ。 13世紀からの町で,1292年に都市権獲得。 1371~1705年にはブラウンシュワイク=リューネブルク公の居地であった。公の居城 (1292) があるほか,16世紀頃からの木骨構造の建築物が多く残され,美しい町並みをみせている。リューネブルガーハイデ (リューネブルク荒地) の南縁に位置し,近世以降,同荒地開墾の根拠地であった。そのため現在も,林業農業,微生物,養蜂などに関する研究施設や専門学校がおかれている。伝統的な蜜蝋染料などの工業のほか,ビスケット,電機織物製油など各種の工業が行われる。人口7万 2260 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ツェレ」の意味・わかりやすい解説

ツェレ
つぇれ
Celle

ドイツ北部、ニーダーザクセン州の農村中心都市。ハノーバーの北東約40キロメートルに位置する。人口7万2100(2000)。リューネブルガー・ハイデ(古い氷堆石(たいせき)丘)南縁の交通中心地で、郡役所が所在し、食品、染料、電子、絹織物などの工業が行われる。領主により、旧ツェレと3キロメートル離れて建設され、1301年に都市の称号を得た。1371年以来334年間領主がここに住み、いまも城館都市のおもかげを残している。

[齋藤光格]

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