デオキシリボース(その他表記)deoxyribose

翻訳|deoxyribose

デジタル大辞泉 「デオキシリボース」の意味・読み・例文・類語

デオキシリボース(deoxyribose)

単糖類の一。リボースから酸素1分子が取れたもの。DNAデオキシリボ核酸)の糖成分として生体中に存在化学式C5H10O4

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精選版 日本国語大辞典 「デオキシリボース」の意味・読み・例文・類語

デオキシリボース

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] deoxyribose ) リボースのもつ水酸基一個水素原子と置きかわったもの。化学式 C5H10O4 デオキシリボ核酸の重要成分。〔生物無生物の間(1956)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デオキシリボース」の意味・わかりやすい解説

デオキシリボース
deoxyribose

リボースのアルコール性水酸基が水素により置換された糖の総称。特にD-2-デオキシリボースが重要である。化学式 C5H10O4 。これはチミノースともいわれ,核酸の一成分である。甘味をもつ結晶融点 92~95℃。デオキシペントース核酸の成分として,すべての生物 (たとえば胸腺核酸として) に含まれている。核酸の分解によっても得られるが,純品は合成によって得られる。

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栄養・生化学辞典 「デオキシリボース」の解説

デオキシリボース

 C5H10O4 (mw134.13).

 DNAの構成糖.

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