ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デュフレノア」の意味・わかりやすい解説
デュフレノア
Dufrésnoy, Charles Alphonse
[没]1668.1.16. パリ近郊ビリエルベル
フランスの歴史画家,美術理論家。 S.ブーエの弟子。 21歳のときローマに行きラファエロや N.プーサンの作品を学び,1633年ベネチアにおもむきベネチア派の色彩に影響される。 56年パリに帰り,神話などを題材とする装飾画を制作。イタリア滞在中に書いたラテン語の詩"De arte graphica"は,フランスのアカデミー的古典主義の理論書で色彩の重要性を説いており,88年フランスで,95年イギリスで翻訳,出版され,17,18世紀の画家に影響を与えた。
デュフレノア
Dufrénoy, Georges Léon
[没]1942. サルザンボージョレー
フランスの画家。アカデミー・ジュリアンおよび D.ロージェのアトリエに学ぶ。 C.モネの印象主義に強く影響され,プロバンス地方やパリ,ウィーン,シエナ,ジェノバ,ブリュッセルなどの風景を描く。 1910年ブリュッセルの万国博覧会に参加,12年シャトー・ド・プラディーヌにある大作『ピエタ』の制作に加わった。
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