ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デービッドソン」の意味・わかりやすい解説
デービッドソン
Davidson, John
[没]1909.3.23. ペンザンス
イギリスの詩人。スコットランド出身。エディンバラ大学に学び,教職についたが,1890年ロンドンに出て『フリート街の牧歌』Fleet Street Eclogues(1893)や『歌謡集』Ballads and Songs(1894)によって抒情詩人として認められた。以後数冊の詩集のほかに詩的幻想に富む戯曲や小説を書き,未完の詩『神とマモン』God and Mammonを残して自殺した。
デービッドソン
Davidson, Jo(Joseph)
[没]1952.1.2. ツール
アメリカの彫刻家。エール大学に学んだが,彫刻家を志して中退,ニューヨークとパリの美術学校に学んだ。 1907年以来主としてフランスに住んだ。ガンジー,F.ルーズベルト,チトーなどの政治家や G.B.ショーやジッドのような文学者,その他アインシュタイン,チャップリンなど 20世紀の著名な人物の肖像を 300以上制作したことで知られる。
デービッドソン
Davidson, Andrew Bruce
[没]1902.1.26. エディンバラ
スコットランドの旧約聖書学者。 1851年アバディーン大学を卒業し,56年にフリー・チャーチで説教する資格を得た。 58年以後エディンバラ大学ニュー・カレッジでヘブライ語と東洋語を教授。多数の旧約聖書注解,論文を残した。『ヘブライ語入門』 Introductory Hebrew Grammerは,教科書として広く用いられた。
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