( 1 )「しばし」「しばらく」の類義語として平安時代以降もっぱら和文に用いられる。
( 2 )「とばかり」は地の文(心話文を含む)でもっぱら単独で連用修飾語となるのに対し、「しばし」は地の文・会話文・和歌などの広い範囲で、連用修飾語となったり、格助詞「の」を付けて連体修飾語となったり、断定の助動詞「なり」を付けて形容動詞的機能を果したり、被連用修飾語となったりする。
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...