トラック諸島(読み)トラックショトウ(その他表記)Truk Islands

デジタル大辞泉 「トラック諸島」の意味・読み・例文・類語

トラック‐しょとう〔‐シヨタウ〕【トラック諸島】

Truk》⇒チューク諸島

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精選版 日本国語大辞典 「トラック諸島」の意味・読み・例文・類語

トラック‐しょとう‥ショタウ【トラック諸島】

  1. ( トラックはTruk ) 西太平洋のカロリン諸島中部にある火山島群。大きな環礁内部に約七〇の小島があり、東部の四季諸島と西部の七曜諸島の二群からなる。ドイツ領ののち、第一次世界大戦後から第二次世界大戦まで日本の委任統治領となり、海軍基地が置かれていた。その後、アメリカ合衆国信託統治領となり、現在はミクロネシア連邦に属する。

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改訂新版 世界大百科事典 「トラック諸島」の意味・わかりやすい解説

トラック[諸島]
Truk Islands

西太平洋,ミクロネシアのカロリン諸島に位置する火山島群。現地ではチュウックChuukと呼ぶ。直径65kmの大環礁内の約50の島よりなり,面積約100km2,人口5万4000(2000)。11の島に住民が住み,行政の中心はモエン島。ドイツ領,日本の委任統治領,アメリカの信託統治を経て,1982年にミクロネシア連邦の一員となった。日本統治時代(1914-45)には主要な海軍基地とされ,3万5000人の日本人が住んでいた。とりわけ第2次大戦下は,44年2月の空襲によって壊滅的打撃をうけるまで,連合艦隊の基地であった。1528年にスペイン人アルバロ・サーベドラに〈発見〉され,1824年のデュモン・ドゥビルの探検で島勢が明らかになる。住民は紀元後数世紀ころに,東部メラネシアからマーシャル諸島を経由して移住してきた。母系制社会を形成し,世襲的な男性首長によって政治的に統轄されている。主食タロイモパンノキの実で,男性が農耕,料理,女性が礁湖での漁労という伝統的分業がみられる。産業はコプラ鰹節の生産に依存しているが,経済的自立度はきわめて低い。
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日本大百科全書(ニッポニカ) 「トラック諸島」の意味・わかりやすい解説

トラック諸島
とらっくしょとう
Truk Islands

太平洋西部、ミクロネシアのカロリン諸島中部にある島々。ミクロネシア連邦所属。1990年1月にチューク諸島と名称変更した。現地名ホゴルーHogoleu島。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トラック諸島」の意味・わかりやすい解説

トラック諸島
トラックしょとう

「チューク諸島」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のトラック諸島の言及

【オセアニア】より

…サンゴ質のため水と土壌に乏しく,したがって植生も貧困である。しかし,サンゴ礁に囲まれたラグーンは波静かな漁場をなすばかりでなく,船舶にとって絶好の泊地や避難所を提供し,このため,カロリン諸島のトラック諸島がかつての日本海軍の基地とされたような例もある。ラグーンは直径1kmほどの小さなものから,世界最大といわれるマーシャル諸島のクワジャリン島のそれのように琵琶湖の2倍半のものまである。…

※「トラック諸島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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