と胸(読み)トムネ

デジタル大辞泉 「と胸」の意味・読み・例文・類語

と‐むね【と胸】

驚いてどきどきする胸。
「はっと―の気をしづめ」〈浄・嫩軍記
[類語]胸裏胸中胸間胸底胸奥きょうおう胸臆きょうおく肺腑はいふこころ心中心裏方寸内面内方内奥

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精選版 日本国語大辞典 「と胸」の意味・読み・例文・類語

と‐むね【と胸】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「と」は接頭語 )( ━する ) 胸を強めていう語。驚いてどきどきする胸。どきっとした胸。また、胸をどきつかせること。
    1. [初出の実例]「こなさまははけもないといふ声をきけば、いもふと娘なる、はっととむねして」(出典:浮世草子・色道大皷(1687)二)

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