心裏(読み)シンリ

デジタル大辞泉 「心裏」の意味・読み・例文・類語

しん‐り【心裏/心×裡】

心のうち心中
「その墓の下の人が自分の―によみがえって来る」〈志賀和解
[類語]胸裏胸中胸間胸底胸奥きょうおう胸臆きょうおく肺腑はいふこころ心中

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「心裏」の意味・読み・例文・類語

しん‐り【心裏・心裡】

  1. 〘 名詞 〙 こころのうち。心中。心底。
    1. [初出の実例]「世利元非心裏水、浮名尽是眼前花」(出典田氏家集(892頃)上・春日野寺道心)
    2. 「其志我心裏に染(しみ)て」(出典:俳諧・嵯峨日記(1691))
    3. [その他の文献]〔呉融‐長安逢故人詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「心裏」の読み・字形・画数・意味

【心裏】しんり

心のうち。唐・呉融長安故人ふ〕詩 、長安の客 相ひふ、一杯の酒 眼、閑事靜かに 心裏、故人來る

字通「心」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android