ドゥローフマーケライ-デ-ベームステル〈ベームステル干拓地〉(読み)ドゥローフマーケライデベームステル〈ベームステルかんたくち〉

世界遺産詳解 の解説

ドゥローフマーケライデベームステル〈ベームステルかんたくち〉【ドゥローフマーケライ-デ-ベームステル〈ベームステル干拓地〉】

1999年に登録された世界遺産(文化遺産)で、オランダ北西部の北ホラント州の都市ベームステルにある。オランダの国土の多くは低湿地や干潟などを造成したポルダー干拓地)だが、ベームステル干拓地は1609年から1612年に工事が行われた、同国最古のポルダーである。このポルダーは、オランダ東インド会社が海外に展開するのに必要な食糧を確保するため、農地の造成を目的に進められた。でき上がったポルダーは農地として使用され始めたが、排水の問題から牧草地などに転用された。その後、技術の進歩で再び農地として使用されるようになり、現在では温室による園芸農業などが盛んになっている。このポルダーが世界遺産に認定されたのは、その歴史的な意義とともに、田畑堤防運河風車などが調和のとれた見事な景観をつくり出していることによる。現在でも17世紀のオランダの風景が色濃く残っている地域でもある。◇英名はDroogmakerij de Beemster(Beemster Polder)

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む