ドンコサック(その他表記)Don Cossack

デジタル大辞泉 「ドンコサック」の意味・読み・例文・類語

ドン‐コサック(Don Cossack)

16世紀以降、ドン川流域に勢力をもったコサック狩猟養蜂などを生業とする一方で軍事的共同体形成。ロシアの農奴制反発を繰り返すが、プガチョフの乱以降は中央政府の管理下に置かれた。18世紀から20世紀にかけては正規軍として組織され、革命運動などの弾圧にも用いられた。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドンコサック」の意味・わかりやすい解説

ドン・コサック
Donskie kazaki; Don cossacks

15世紀以降,中央ロシアの封建的搾取を嫌ってドン川下流域に逃れてきた人々の間にできた軍事的組織。 16世紀後半「ドン総軍団」を形成。やがてモスクワツァーリの支配権を認め,代りに広範な自治を認められた。ヘトマン (首領) のもとにアゾフ海,黒海,カスピ海方面へ頻繁に略奪遠征を行なった。ツァーリ権力はその軍事力を国境防衛に利用し,のちには国内の革命運動の鎮圧にも用いた。 20世紀初頭には約 150万人を数え,当時最大のコサックであった。ロシア革命,内戦後,国外に亡命した人が多い。

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