六訂版 家庭医学大全科 「ニューロパチーとは」の解説
ニューロパチーとは
Neuropathy
(脳・神経・筋の病気)
末梢神経の病気を総称してニューロパチーといいます。以前は神経炎と呼んでいましたが、最近は神経炎と呼ぶのは、神経組織を顕微鏡で観察して炎症細胞が
末梢神経とは、①
これらの神経の神経線維が広く侵されると、筋力の低下、
ニューロパチーは、病因や病態による分類、神経組織を採取しての病理学的分類、末梢神経の機能からの電気生理学的分類などがなされています。最近は、生化学、分子生物学的検索が著しく進み、とくに遺伝性のニューロパチーでは原因遺伝子による診断が一部可能になり、早期発見ができるようになっていますが、治療がそれに追いついていないのが現状です。
脳神経は左右とも対になって第1神経(
齋藤 豊和
出典 法研「六訂版 家庭医学大全科」六訂版 家庭医学大全科について 情報