出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
ノボロギク
のぼろぎく / 野襤褸菊
[学] Senecio vulgaris L.
キク科(APG分類:キク科)の一年草または越年草。茎は直立し、高さ10~30センチメートル、葉とともにやや肉質で柔らかい。葉は縁(へり)が不規則に羽状中裂する。多くは春から夏に黄色花を開くが、年中開花がみられる。花は頭花で管状花のみからなる。花期後、総包片が反転すると純白色の冠毛が目だつ。日本全土に広く野生化しているが、明治初年にヨーロッパから渡来した帰化植物である。名は、冠毛をぼろに見立てたもの。
[小山博滋 2022年3月23日]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
ノボロギク(野襤褸菊)
ノボロギク
Senecio vulgaris; groundsel
キク科の越年草で,ヨーロッパ原産。日本には明治の初め頃渡来し,路傍や畑などに普通にみられる帰化植物となった。茎も葉も肉質で軟らかく,高さ 20~40cmで葉は互生し,縁は不規則に羽状に切れる。通常は春から夏にかけて,ときに一年中,多数の頭状花を次々と開く。頭花は径3~5mmで筒形の総包に包まれ,少数の黄色の管状花から成る。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
Sponserd by 
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内のノボロギクの言及
【サワギク(沢菊)】より
… キオン属Senecio(英名groundsel,ragwort)は1500種以上を含む大きな属である。日本には十数種の自生植物のほかに,ヨーロッパ原産の帰化植物ノボロギクS.vulgaris L.(イラスト)がある。これは明治の初めに渡来した,道ばたや耕地に生える一年生の雑草。…
※「ノボロギク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 