アメリカ合衆国、ワシントン州北西部、カスケード山脈中の国立公園。面積2043平方キロメートル。1968年制定。「アメリカのアルプス」と別称されるこの地域は、山岳地帯の景観を十分堪能することができ、雪を頂く急峻(きゅうしゅん)な高山群、数多くの氷河、峡谷、河川、大小の滝などが点在している。また、気候帯が広範にわたるため、動植物相の分布も多様で、温帯雨林を含む原生林群の貴重な宝庫ともなっている。園内では、登山をはじめ、ドライブ、ピクニック、キャンプ、釣り、ボートや乗馬、遊覧飛行も楽しめる。
[作野和世]
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...