はり

百科事典マイペディア 「はり」の意味・わかりやすい解説

はり

治療用の特殊な針状器具,またはそれを用いる療法で,(きゅう)とともに漢方の重要な物理療法。普通は,毫鍼(ごうしん)という径約0.2mm,長さ4.3〜5.3cmのはりが用いられる。材料は金,銀,プラチナ,鉄,ステンレス鋼など。管鍼は元来盲人用に発明されたもので,金属管の中にはりを収め刺しやすくしたもの。はりの原理は灸と同じく経絡経穴説により,内臓の諸病変に対応する皮膚の経穴(つぼ)を刺し,その刺激により,効果的な生体反応を起こさせ,病気の治癒(ちゆ)を図る。一般にリウマチ神経痛冷え症腰痛などに効果があるとされるが,その他各種疾病による症状の軽減にも効果がある。はり師になるには中卒後3〜5年間(視覚障害者),高卒後3年間の専門教育課程を修め,厚生大臣の行う資格試験に合格することが必要。
→関連項目漢方国立光明療刺激療法神経痛代替療法はり麻酔

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

普及版 字通 「はり」の読み・字形・画数・意味

籬】はり

柴垣

字通」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「はり」の意味・わかりやすい解説

ハリ
Hari

(1) インド古代神話の英雄神インドラの馬の名。 (2) ヒンドゥー教の一派,ビシュヌ派の主神ビシュヌの呼称

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

大山のぶ代

1936- 昭和後期-平成時代の女優,声優。昭和11年10月16日生まれ。昭和32年俳優座養成所をでて,テレビ界にはいる。NHKの「ブーフーウー」で声優としてみとめられ,54年テレビアニメ「ドラえもん...

大山のぶ代の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android