ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルーク案」の意味・わかりやすい解説
バルーク案
バルークあん
Baruch Plan
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1946年6月14日に国連原子力委員会の最初の会議で、アメリカ代表バルークB. M. Baruchが行った演説のなかで提案した原子力の国際管理案。7月に提出された三つの覚書によって、その全容はさらに明らかにされた。この案では、国連に国際原子力開発機関(多数決の表決方式)を設置し、いっさいの原子力活動がその統制下に置かれることとされ、究極においては原爆の製造停止と処分が目ざされてはいるが、兵器としての原子力管理体制が実効的に確立するまでは、アメリカの原爆保有が認められることになっている。委員会では、アメリカのほかイギリスなど8か国がこれを支持したが、ソ連など2か国が反対した。
[石本泰雄]
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…日本語では軍備縮小の略。軍備の削減,とくに大幅な削減を意味し,人によって究極的には主要な兵器や軍備の廃絶を含めて考えることも少なくない。軍縮に相当する〈軍備削減reduction of armaments〉という観念が広く国際的に正当性を認められたのは,国際連盟規約8条においてであった。これに対して国際連合憲章では〈軍備規制regulation of armaments〉という概念に重点がおかれている(11条,26条)。…
※「バルーク案」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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