パウルバドゥラ・スコダ(その他表記)Paul Badura-Skoda

現代外国人名録2016 「パウルバドゥラ・スコダ」の解説

パウル バドゥラ・スコダ
Paul Badura-Skoda

職業・肩書
ピアニスト

国籍
オーストリア

生年月日
1927年10月6日

出生地
ウィーン

学歴
ウィーン音楽院

勲章褒章
オーストリア名誉十字勲章〔1976年〕, レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章〔1992年〕

受賞
バルトーク賞〔1948年〕,オーストリア国際音楽コンクール第1位〔1947年〕,ロン・ティボー国際音楽コンクールピアノ部門第3位(第3回)〔1949年〕

経歴
1939年よりヴィオーラ・テルンのもとでピアノを学び、’45年からはウィーン音楽院でピアノと指揮法を学ぶ。次いでルツェルンでエトヴィン・フィッシャー師事。’47年オーストリア国際音楽コンクール、’48年ブダペスト国際音楽コンクール、’49年ロン・ティボー国際音楽コンクールで受賞、世界的に活躍するようになる。フルトヴェングラーベーム、クナッパーツブッシュら歴史的指揮者とも共演バロックから現代音楽まで幅広いレパートリーを持ち、ピアノのみならず、指揮、作曲、音楽学の分野でも活躍。’60年からはウィーンとエディンバラで、’62年以降はザルツブルク・モーツァルテウムで音楽特別講座を担当。’66〜71年ウィスコンシン大学付き演奏家として後進指導にあたり、’70年代以後はウィーン音楽大学での教育活動に尽力した。モーツァルトベートーヴェンシューベルトの研究家として名高い。著書に「モーツァルトの演奏法と解釈」(’57年,共著)、「ベートーヴェンのピアノ・ソナタ」(’70年,共著)、「バッハ演奏法と解釈」(’93年)など。’60年以来、度々来日。2007年80歳記念の来日公演を行う。2014年6月東京交響楽団との弾き振りによるラストコンサートを開催。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「パウルバドゥラ・スコダ」の解説

パウル バドゥラ・スコダ
Paul Badura Skoda


1927.10.6 -
オーストリアのピアノ奏者。
ウィーン生まれ。
ウィーン音楽院でヴィオラ・テルンに、ルツェルンでフィッシャーに師事する。1947年オーストリア音楽コンクールで優勝し、’48年デビュー。エジンバラ、ザルツブルクの音楽祭に出演。’60年J.デムスやA.ブレンデルとウィーン芸術週間でマスタークラスを主宰し、’66年ウィスコンシン大学のアーティスト・イン・レジデンスも務める。レパートリーはウィーン古典派を中心とし、又、モーツァルトやベートーベンの研究家としても知られる。夫人エヴァも音楽学者である。著書に「モーツァルト演奏法」(’29年,共著)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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