ぱさぱさ

精選版 日本国語大辞典 「ぱさぱさ」の意味・読み・例文・類語

ぱさ‐ぱさ

[1] 〘副〙 (「と」を伴って用いることもある)
① 乾いて水分のないさま、しっとりしたうるおいのないさまを表わす語。
行人(1912‐13)〈夏目漱石〉帰ってから「其時呑み込んだ麺麭(パン)一片が、如何にも水気がないやうに、ぱさぱさと感ぜられた」
② さっぱりとしたさまを表わす語。
※人情馬鹿物語(1955)〈川口松太郎〉一〇「淡く語って物足りないのも、人間がぱさぱさしてゐる証拠でせう」
[2] 〘形動〙 (一)①に同じ。
※土(1910)〈長塚節〉一〇「畑は大抵ぱさぱさに乾いて居る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「ぱさぱさ」の意味・読み・例文・類語

ぱさ‐ぱさ

[副](スル)水分がなくなり乾いているさま。うるおいのないさま。「ぱさぱさ(と)した髪の毛
[形動]に同じ。「ぱさぱさ夏ミカン
アクセントサパサ、はパサパサ
[類語]まばらちらほらかすかすすかすかかさかさがさがさぱさつく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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