デジタル大辞泉 「かすかす」の意味・読み・例文・類語 かす‐かす [形動]果物などが、ほとんど水分がなくなってそのものらしい味がしないさま。「かすかすなリンゴ」[副](スル)1 に同じ。「かすかすしたナシ」2 それが限界で、もはやゆとりのないさま。すれすれ。ぎりぎり。「門限かすかすのところで間に合った」[アクセント]はカスカス、はカスカス、またはカスカス。[類語]かさかさ・がさがさ・ぱさぱさ・ぱさつく・すかすか・鬆す・疎・まばら・ちらほら/(2)まあ・まあまあ・よっぽど・かなり・なかなか・わりあい・わりかた・わりかし・割に・比較的・まずまず・どうにかこうにか・どうかこうか・どうやらこうやら・曲がりなりにも・どうやら・なんとかかんとか・なんとか・ようやっと・どうにか・そこそこ・辛かろうじて・辛くも・それなり・やっと・やっとこさ・ようやく・あやうく・危なく・増し・次善・可・セカンドベスト・ベター・及第・無難・ほどほど・捨てたものではない・満更まんざらでもない・まだしも・まだ・えんやらやっと・やっとのことで・ようよう・すんでのところ・間一髪・かつがつ・すんでのこと・すんでに・あわや・九死に一生を得る・すれすれ・未だし・未だ・不徹底・不十分・及ばずながら・不全・不完全・どうなりこうなり・一応・急場しのぎ・当座しのぎ・一時しのぎ・その場しのぎ・最早もはや・畢竟ひっきょう・結局・やはり・所詮・どの道・いずれにしても・結句・遂に・とどのつまり・詰まるところ・帰するところ・詮ずるところ・要するに・いずれ・どうせ・つまり・とうとう・いよいよ・挙げ句・挙げ句の果て・差し詰め・究竟きゅうきょう・果ては・何と言っても・どっち道・とにかく・何しろ・何せ・何分なにぶん・何分なにぶんにも・なんにせよ・ともかく・ともかくも・ともあれ・とまれ・とにもかくにも・それはともあれ・遅かれ早かれ・善かれ悪しかれ・ほとんど 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「かすかす」の意味・読み・例文・類語 かす‐かす [ 1 ] 〘 副詞 〙 食物などに水分がなく、うまみのないさま、また、うるおいのないさまを表わす語。[初出の実例]「麺包(パン)は〈略〉カスカスして口に合はず」(出典:唖之旅行(1889‐91)〈末広鉄腸〉後)[ 2 ] 〘 形容動詞ナリ活用 〙① [ 一 ]に同じ。「かすかすのリンゴ」[初出の実例]「『どうしたんだ? 〈略〉どうした?』と、カスカスな声を絞り上げた」(出典:不在地主(1929)〈小林多喜二〉九)② すれすれのさま。かろうじてできるさま。「かすかすで合格した」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「かすかす」の意味・わかりやすい解説 カスカスかすかす →クスクス 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by