朝鮮の衣服で,男女ともに下半身をおおうものの総称。女子はチマの下に下着として身につけ,男子はパジの下にソクパジ(内襯袴)や褌類の〈犢鼻褌〉をつけ,おもて着としてはく。ふつう男のパジは前がふさがった窮袴で,女のパジは襠(まち)をあてて開服袴に仕立て用便の便をはかっている。夏は一重,秋冬は二重綿入れで,刺し子(納衣(ヌビ))のパジをつけることもある。パジの上部で帯をしめ,足首のところにはテニムという紐をゆわえるのがふつうである。ノインウラ出土の紀元1世紀の袴や正倉院御物の〈袴〉も今日の朝鮮のパジと同形で,騎馬民族の衣服に由来する長い伝統をもっていることがうかがえる。高句麗の壁画にもその形態がみられ,新羅ではこれを〈柯半〉と呼んだことが中国の文献に見える。パジは15世紀の文献に〈把持〉と表記されている。日本で,ももひきを〈ぱっち〉とよぶことがあるが,これにはパジとの関連がうかがえる。
→朝鮮服
執筆者:金 東 旭
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…韓服ともいう。朝鮮の伝統的な衣服はチョゴリ(上衣)とパジ(袴),チマ(裳)よりなり,その上に外套としてのツルマギ(袍)を着る。朝鮮の衣服は歴史的には北方の胡服系統に属し,スキタイ,モンゴル,中国東北,および5~6世紀前後の日本の服装とも同じ系統である。…
※「パジ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
二十四節気の一つ。元来,太陰太陽暦の 12月中 (12月後半) のことで,太陽の黄経が 300°に達した日 (太陽暦の1月 20日か 21日) から立春 (2月4日か5日) の前日までの約 15日間で...
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