ヒエロクレス(その他表記)Hierocles of Alexandria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヒエロクレス」の意味・わかりやすい解説

ヒエロクレス[アレクサンドリア]
Hierocles of Alexandria

430年頃在世の新プラトン派哲学者アテネプルタルコス弟子新プラトン主義アレクサンドリアに導入し,ストア派の重要な理念である運命を自由と必然との関係において総合的に解釈することを試みた。

ヒエロクレス
Hieroklēs

[生]?
[没]535頃
ビザンチンの文法学者。 535年公用資料を使って帝国の 64の属州と 923の町の一覧表作成,これを『旅の友』 Synekdēmosと名づけた。イスラム侵攻以前の帝国の版図を知るうえで最も重要な資料。

ヒエロクレス
Hieroklēs

1~2世紀頃在世のギリシアの哲学者。ストア派の立場から『倫理学要綱』 Ethikē stoicheiōsisや『義務論』 Peri kathēkontōnを著わした。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android