ビアリッツ(読み)びありっつ(英語表記)Biarritz

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビアリッツ」の意味・わかりやすい解説

ビアリッツ
びありっつ
Biarritz

フランス南西部、ピレネーザトランティク県の都市バイヨンヌの西7キロメートル、スペイン国境に近いビスケー湾に面して位置する。人口3万0055(1999)。温和な気候と美しい砂浜、鉱泉に恵まれ、夏は海水浴場、冬は避寒地として知られる。もと漁村であったが、ナポレオン3世とその皇后が好んで訪れるようになり、以来保養地として発展した。イギリスビクトリア女王エドワード7世も来訪した。

[青木伸好]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビアリッツ」の意味・わかりやすい解説

ビアリッツ
Biarritz

フランス南西部,ピレネーザトランティク県のビスケー湾に面する町。かつては小漁港であったが,ナポレオン3世とその妃ウージェニーが特に海食崖奇岩に囲まれた小港を愛して滞在してから高級避暑地,保養地として発展。「保養地の女王,王たちの保養地」と呼ばれ,国際的に有名。気候は温暖で,特色あるバスク地方文化が魅力を加えている。 1865年のプロイセンとのビアリッツ密約の締結地。人口2万 8887 (1990) 。

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