ファシリテーション

デジタル大辞泉 「ファシリテーション」の意味・読み・例文・類語

ファシリテーション(facilitation)

物事を容易にできるようにすること。簡易化。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

人材マネジメント用語集 「ファシリテーション」の解説

ファシリテーション

・facilitation
・企業や学校、地域のコミュニティなどの組織会議などでグループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うこと。またはそのための手法や技術のこと。その役割を担う人はファシリテーター(facilitator)と呼ばれる。
・1960年代〜70年代にかけて、教育やビジネスの分野でグループによる学習や会議を効率的に運営する手法としてアメリカで開発され、応用されてきた。日本でもQC活動や地域のコミュニティ活動などで独自に進化していたが、スキルとして認識はされていなかった。21世紀に入り企業の変革や新たなビジネスの創造が求められる時代になって、ようやく世界的にファシリテーションという言葉が一般的となり、注目されるようになってきた。
・ファシリテーターが関与するプロセスには、段取り・進行・プログラムといった、活動の目的を達成するための「外面的なプロセス」と、メンバー一人ひとりの頭や心の中にある、考え方や筋道などの思考的プロセス、感情の動きやメンバー同士の関係性など心理的プロセスの「内面的なプロセス」がある。ファシリテーターはチーム活動を円滑に進めるための外面的なプロセスと、成果や満足感を左右する内面的なプロセスの、両方のプロセスに関わることで、人と人の相互作用を促進する。
・ファシリテーションのスキルには、場をデザインするスキル(プロセス設計)、コミュニケーションのスキル(傾聴復唱、質問、主張、非言語メッセージの解読等)、構造化のスキル(図解フレームワーク)、合意(コンセンサス)形成のスキル等が挙げられる。
・日本ではファシリテーターとして、堀公俊氏や船川淳志氏などが有名である。

出典 (株)アクティブアンドカンパニー人材マネジメント用語集について 情報

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