ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フウキンチョウ」の意味・わかりやすい解説
フウキンチョウ
Thraupidae; tanagers
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翻訳|tanager
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鳥綱スズメ目ホオジロ科フウキンチョウ亜科に属する鳥の総称。この亜科Thraupinaeには49属205種がある。北アメリカには全身朱色のナツフウキンチョウ、翼と尾の黒いアカフウキンチョウなど5種があり、ほかはすべて熱帯の中央・南アメリカに分布する。全長約8~28センチメートル。嘴(くちばし)は短くてじょうぶ。熱帯の樹冠に生息し果実、昆虫などを食べる。雄は、赤色型、青色型、黄色型、黒色型、緑色型、橙(とう)色型そのほかとりどりの色彩を備えた、光沢のある実に美しい鳥である。雌はいずれもじみな緑黄色系のものが多い。
花の蜜(みつ)を食べるミツドリ類も同一亜科に属するが、ツバメフウキンチョウは1種で別亜科を構成する。
[坂根 干]
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