ドイツの女流小説家。ゲーテ賞初の女性受賞者。ブラウンシュワイクの豪商の家庭に生まれる。家の没落に際し自立を決意、チューリヒ大学で歴史を修める。1892年文学博士。同市の図書館司書、女学校教師を経て作家生活に入る。自伝的長編小説『ルドルフ・ウルスロイの回想』(1893)は、家の崩壊と並行して、不条理な愛ゆえに自滅した若き女性の生涯を描く。ついで文学論文『ロマン派の開化期』(1899)では、前期ドイツ・ロマン派の文人が予感し描いていた無意識の世界を発掘し、新ロマン主義文学の旗手となる。中期以降は、厳密に考証された資料を詩的想像力で肉づけした歴史小説が主流となる。「ローマ攻・防」の副題付二部作の『ガリバルディ実話』(1906~07)、三十年戦争(1618~48)を題材にした『ドイツの大戦』(1912~14)、伝記『ルターの信仰』(1916)、『バクーニン』(1923)など多数。
[嶋屋節子]
『北通文訳『独逸浪漫派』(1933・岩波書店)』
〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...