デジタル大辞泉 「ブリダ」の意味・読み・例文・類語 ブリダ(Blida) アルジェリア北部の都市。アラビア語名エル‐ブライダ。首都アルジェの南西約50キロメートル、テルアトラス山脈の北麓、ミティジャ平原に位置する。16世紀にアンダルシアから逃れてきたアラブ人により建設。フランス植民地時代に農産物の集散地として発展。1825年に地震により大きな被害を受けた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブリダ」の意味・わかりやすい解説 ブリダぶりだBlida 北アフリカ、アルジェリア北部の都市。地中海沿岸のミティジャ平野の中心都市である。アラビア語ではエル・ブライダEl Boulaïda。ブリダ県の県都。人口22万6512(1998)、71万9515(2008センサス)。首都アルジェの南西50キロメートル、シュレア山北麓(ほくろく)の扇状地上に市街地がある。16世紀アンダルシアから移住したアラブ人が建設、商業地として発展し、フランス植民地時代にぶどう酒、柑橘(かんきつ)類、野菜などの集散地となった。機械、食品加工、製粉、肥料などの工業が立地する。アルジェへは鉄道の便がある。[藤井宏志] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブリダ」の意味・わかりやすい解説 ブリダBlida アルジェリア北部の都市。首都アルジェ南西 30km,テルアトラス (アトラステリエン) 山脈北麓,肥沃なミチジャ (アルジェ) 平野の南端に位置する。古くはローマの軍事基地であったが,16世紀に市街が建設され,美しい泉と果樹園のある保養地として繁栄。 1838年フランスの植民地となり,小麦,ブドウ,オリーブ,柑橘類などの集散,加工の中心地として発達。バルバロス・ハイレッディン・パシャの建てたモスクがある。人口 17万 182 (1987推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by