20世紀初期に、腐敗の進行した肉類食品を摂取することによっておこる食中毒として注目されたが、現在ではその根拠が希薄となっている。プトマインptomineは1875年ころ、腐敗によって生成される有毒な塩基性窒素化合物(アミン)として紹介され、プトマイン中毒の原因物質の総称として使われてきた。そのなかにはタンパク質の腐敗産物、すなわち化学的にはオルニチンの分解したプトレシン(テトラメチレンジアミン)やリジンの分解したカダベリン(ペンタメチレンジアミン)のように悪臭を放つもの、またはヒスチジンの分解したヒスタミンのようなショック毒などが含まれている。
いわゆるプトマイン中毒はその後の研究によって、これらの腐敗毒よりも、サルモネラ菌やボツリヌス菌、ブドウ球菌などの細菌性毒素によることが明らかになったので、表現の不正確さなどから現在ではほとんどこの用語は使われていない。
[柳下徳雄]
各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...
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