プリーツ加工(読み)ぷりーつかこう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プリーツ加工」の意味・わかりやすい解説

プリーツ加工
ぷりーつかこう

ひだ付け加工のことで、婦人用スカート、ブラウス、飾りレース、ズボンなどのひだや折り目に加工を施し、半永久的にこれを保持するもの。加工には、(1)手作業により樹脂などを使って処理するもの、(2)2本の熱したロールにナイフエッジ織物超過供給して平行状にひだをつくるプリーティング・マシン法、(3)二枚の型紙に挟み、畳んで湿熱処理を施し、アコーディオン形などの自由な形に仕上げる型紙法などがある。綿織物には樹脂加工、毛織物にはシロセット加工麻織物にはアプコセット加工、あるいは天然繊維と化合繊の混紡によって耐洗濯性のあるプリーツをつくる。この試験方法には、プリーツ保持性としてプリーツ回復性を求める測定法を使用する。

[角山幸洋]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ぐんまちゃん

群馬県のマスコットキャラクター。人間だと7歳ぐらいのポニーとの設定。1994年の第3回全国知的障害者スポーツ大会(ゆうあいピック群馬大会)で「ゆうまちゃん」として誕生。2008年にぐんまちゃんに改名...

ぐんまちゃんの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android