超過(読み)チョウカ

デジタル大辞泉 「超過」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐か〔テウクワ〕【超過】

[名](スル)
数量時間が、一定限度をこえること。「予算超過する」「超過料金」
あるものをこえて先に出ること。また、他よりまさっていること。
「齢い弱冠を―する」〈菊亭香水・世路日記〉
[類語]過度オーバー行き過ぎ過剰超える上回る超す過ぎる追い越す追い抜くはみ出す凌ぐ突破超越凌駕

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「超過」の意味・読み・例文・類語

ちょう‐かテウクヮ【超過】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他よりもきわだってすぐれること。すぐれまさること。
    1. [初出の実例]「形㒵殊勝にして、諸人に超過(テフクヮ)せり」(出典:私聚百因縁集(1257)一)
  3. 物の程度をすぎること。程度がはなはだしいこと。
    1. [初出の実例]「是は平家太政入道殿の御頸を、悪行超過し給へるによて、当社大明神のめしとらせ給て候」(出典:平家物語(13C前)三)
  4. きめられたわくをこえること。一定の数量をこえること。
    1. [初出の実例]「其蓄金の盛なる、殆ど新約克(ニューヨーク)の富にも超過するの勢あり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉一)
  5. 他の上をこえて先へ出ること。順位が他よりも前に行くこと。
    1. [初出の実例]「今は婦女の才古に及ばずと思ひしに、古にも超過せり」(出典:随筆・文会雑記(1782)附録)

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普及版 字通 「超過」の読み・字形・画数・意味

【超過】ちようか

こえる。

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