プロコピエフスク(読み)ぷろこぴえふすく(その他表記)Прокопьевск/Prokop'evsk

日本大百科全書(ニッポニカ) 「プロコピエフスク」の意味・わかりやすい解説

プロコピエフスク
ぷろこぴえふすく
Прокопьевск/Prokop'evsk

ロシア連邦中部、ケメロボ州の工業都市。トミ川の支流アバ川沿岸にある。西シベリアクズネツク炭田クズバス)の南部に位置し、同炭田のコークス炭の主要な採掘地の一つ。人口24万0500(1999)。機械製造(電気機械、自動採炭機、軸受、食料品工業用機械、電車・トロリーバス修理)、陶磁器、ゴム製品、縫製、食料品(精肉コンビナート、乳業、ビール醸造、酵母、菓子)、たばこ、建設資材などの工業がある。単科大学・高等専門学校(石炭鉱業鉄鋼業、電気機械、医学、音楽、体育)、劇場、郷土博物館があり、周辺地域の文化中心地でもある。革命後に石炭業の発展とともに急速に成長した若い都市である。

[三上正利]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プロコピエフスク」の意味・わかりやすい解説

プロコピエフスク
Prokop'evsk

ロシア中部,西シベリア南部,ケメロボ州の都市。クズバス (クズネツク炭田) の中心都市の一つで,ノボクズネツク北西約 30kmにある。 18世紀に始る集落が 1920年代のクズバス開発により急速に発展し,31年市となった。採炭中心地として大選炭場があるほか,鉱山機械ボールベアリング電気器具製粉・穀物倉庫用機械,製粉などの工業がある。石炭研究所,郷土博物館がある。ノボクズネツクと鉄道ハイウェーで連絡。人口 21万150(2010)。

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百科事典マイペディア 「プロコピエフスク」の意味・わかりやすい解説

プロコピエフスク

ロシア,西シベリアの鉱工業都市。クズネツク炭田における主要なコークス用石炭の産地。鉱山機械,ボールベアリングなどの工業が行われる。採炭は1918年に開始された。21万1512人(2009)。

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