ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘードン」の意味・わかりやすい解説
ヘードン
Hayden, Melissa
[没]2006.8.9. アメリカ合衆国,ノースカロライナ,ウィンストンセーラム
アメリカ合衆国のバレリーナ。本名 Mildred Herman。 1945年バレエ・シアター (アメリカン・バレエ・シアター ) に入り,1949年ジョージ・バランシン率いるニューヨーク・シティー・バレエ団に移った。 1950年デビュー作の『決闘』が批評家の賞賛を得た。その後ジェローム・ロビンズ,トッド・ボレンダーの振り付け作品やバランシン振り付けの『アゴン』『夏の夜の夢』『ウェスタン・シンフォニー』など多くの作品の主役を演じた。 1952年にはチャーリー・チャップリンの映画『ライムライト』にも出演。 1973年引退。のちにニューヨークに自身のバレエ学校を創設,1983年から晩年まで故郷のノースカロライナ芸術スクールの教壇に立った。著書に『ダンサー・トゥー・ダンサー』 Dancer to Dancer (1981) ,自叙伝などがある。
ヘードン
Hayden, Benjamin Robert
[没]1846.6.22. ロンドン
イギリスの画家。 1804年ロンドンに出てロイヤル・アカデミーで学び,大規模な構図の歴史画を得意とした。 J.ラスキン,W.モリスをはじめ多くの知識人と親交を結び,詩人ワーズワスやキーツの肖像画を描いた。またパルテノンの彫刻群『エルギン・マーブル』のイギリス招来に尽力。派手な性格から経済的破綻を生み,画室で自殺。主要作品は『ラザロの復活』 (1823,ロンドン,テート・ギャラリー) 。著書は『自伝』 Autobiography (47) 。
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