デジタル大辞泉
                            「ライムライト」の意味・読み・例文・類語
                    
                
		
            
		
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    ライム‐ライト
        
              
                        - 〘 名詞 〙 ( [英語] limelight )
 - ① 舞台照明の一つ。石灰の棒または球を酸水素ガスの炎で熱して生じる強烈な白光。一九世紀後半、欧米の劇場で舞台上の主要な俳優の照明に用いられた。〔モダン辞典(1930)〕
 - ② 転じて、名声。評判。花形。
- [初出の実例]「職業のライム・ライトって話だったよ。つまり職業にも人気の焦点になる時代性があるってのさ」(出典:秋のめざめ(1957‐58)〈円地文子〉袋地の家)
 
 
                                                          
     
    
        
    出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
	
    
  
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                    ライムライト
lime light
        
              
                        石灰光,灰光灯,カルシウムライトcalcium lightとも呼ばれた。酸素と水素を管から吹き出させ,燃焼させて得られる無色の炎(酸水素炎という。温度約2800℃)を石灰棒あるいは石灰球に当てると強い光輝ある白熱光が発生する(石灰は,光輝を得る物理的な効果のために使用される)。この光をレンズで集光し,俳優や舞台を照らすのに用いられた。欧米の劇場では19世紀の中期から20世紀初頭にかけて使用されたが,電灯が発明されてからはしだいにすたれた。転じて,注目の的とか名声の意に用いられている。
執筆者:伊東 孝
 
                                                          
     
    
        
    出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
	
    
  
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                    ライムライト
limelight
        
              
                        石灰に酸水素炎 (水素と酸素の混合ガスの炎。約 3000℃) を吹きつけて白熱させたときに発する強い白色光。ジルコン鉱を用いるとさらに強い光を得る。 1825年 T.ドラモンドが発明したのでドラモンド光ともいう。 37年,この光をレンズにより集光して照射し,初めてスポットライトとして用いたのは,演劇史上で画期的な出来事であった。 1860年代には太陽や月の光を写実的に実現できるようになり,さらに舞台照明にも使われるようになって,従来の暗いフットライトに取って代った。
                                                          
     
    
        
    出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
	
    
  
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                    ライムライト
        
              
                        1952年製作のアメリカ映画。原題《Limelight》。チャールズ・チャップリン監督・主演のコメディー映画の名作。共演:クレア・ブルーム、バスター・キートン。第45回米国アカデミー賞劇映画作曲賞受賞。
                                                          
     
    
        
    出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報
	
    
  
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		世界大百科事典(旧版)内のライムライトの言及
    		
      【チャップリン】より
        
          
      …最初のトーキー《[チャップリンの独裁者]》(1940)では,トーキーそのものの〈暴力性〉を逆用して〈世界人類の敵〉ヒトラーとそのファシズムを弾劾,つづく《[チャップリンの殺人狂時代]》(1947)では戦争と独占資本を攻撃したため,〈共産主義者〉として下院非米活動委員会に喚問される直接のきっかけになった。52年9月,63歳の芸術家チャップリンの〈精神的・哲学的自画像〉といわれた《ライムライト》(1952)の上映のために故国イギリスへ渡った翌日,トルーマン政権の法務長官は,チャップリンの再入国を保証しないと宣言した。スイスに永住の居を定めたチャップリンは,マッカーシーの〈赤狩り〉旋風が吹き荒れるアメリカの〈狂気の時代〉を告発する《ニューヨークの王様》(1957)をロンドンで製作し,さらに10年後,77歳でみずから〈ロマンティック・コメディ〉と定義した最後の作品《伯爵夫人》(1967)を発表したが,〈偉大な天才の凡作〉という評価が多かった。…
      
     
         ※「ライムライト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 
        
    出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
	
    
  
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