デジタル大辞泉 「ベシャール」の意味・読み・例文・類語 ベシャール(Béchar) アルジェリア西部のオアシス都市。旧称コロンベシャール。サハラ砂漠の北端、モロッコとの国境近くに位置する。20世紀初頭にフランス軍の駐屯地が置かれた。また、石炭・鉄鉱・銅鉱の産地となり、鉄道敷設に伴い積出地として発展。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 「ベシャール」の意味・わかりやすい解説 ベシャールBéchar アルジェリア西部のモロッコ国境沿いのオアシス都市。同名県の県都。人口13万1010(1998)。アラビア語でバシャールBashār,旧称コロン・ベシャール。1905年フランス軍の駐屯地となり発展した。地中海沿岸と結ぶ鉄道が敷設され,付近で採掘される石炭,鉄鉱,銅鉱,マグネシウムの積出地となった。独立後,モロッコとの間に緊張が続き,重要な軍事拠点となっている。工業化も進み,県商工業の中心地で,空港があり,周辺のオアシスからの人口が集中している。執筆者:藤井 宏志 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベシャール」の意味・わかりやすい解説 ベシャールべしゃーるBéchar 北アフリカ、アルジェリア北西部の都市。モロッコとの国境に近い標高748メートルにあるオアシスに位置する。旧称はコロン・べシャールColomb Béchar。べシャール県の県都。人口13万1010(1998)、23万6213(2008センサス)。1905年フランス軍駐屯地となり発展、地中海に面したオランと結ぶ鉄道が敷設され、付近で産出する石炭、鉄鉱、銅鉱、マグネシウムの積出し駅となった。独立後モロッコとの国境紛争が続き、その重要な軍事拠点である。工業化も進み、商工業の中心地として、オアシスからの人口が流入している。空港がある。[藤井宏志] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベシャール」の意味・わかりやすい解説 ベシャールBéchar 旧名コロンベシャール Colomb-Béchar。アルジェリア南西部,ベシャール県の県都。アトラス山脈南麓,モロッコ国境から約 60kmに位置する。 1909年付近のケナザで石炭が発見され,同国唯一の炭田として開発された。ナツメヤシ,エスパルト草 (パルプ原料) が栽培され,皮革製品と装身具,宝石で有名。サハラ縦断道路と鉄道の交通の要衝。近代的なビルが立並ぶ旧ヨーロッパ人居住地と,狭隘で曲りくねったアラブ人居住地に分れている。人口 10万 7311 (1987推計) 。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「ベシャール」の意味・わかりやすい解説 ベシャール アルジェリア北西部,モロッコとの国境に近い都市。バシャールとも。旧称はコロン・ベシャール。鉄道の要地で,付近に鉄鉱,銅,マンガン,石炭などを産し鉱業の中心地ともなっている。地域人口27万61人(2008)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by