ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベンジャミン」の意味・わかりやすい解説
ベンジャミン
Benjamin, Judah Philip
[没]1884.5.6. パリ
アメリカの法律家,政治家。ニューオーリンズで弁護士として成功したのち,1852年ルイジアナから連邦上院議員に当選。熱心な奴隷制擁護論者,南部分離主義者で,南北戦争中は南部連合国大統領 J.デービスの信任厚く,61年以後南部連合法務長官,陸軍長官,国務長官を歴任。戦後はイギリスに亡命,イギリスで再び弁護士として名声を博し,女王の法律顧問をつとめた。主著"Treatise on the Law of Sale of Personal Property" (1868) 。
ベンジャミン
Benjamin, Arthur
[没]1960.4.20. ロンドン
オーストラリアの作曲家,ピアニスト。ロンドン王立音楽学校に学び,1919~21年にシドニー音楽院のピアノ科教授,26年ロンドン王立音楽学校ピアノ科教授。 41~46年バンクーバー交響楽団の指揮者。 46年以後ロンドンに定住。主作品,管弦楽のための『ジャマイカの2つの小品』 (1938) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報