油性の顔料を用いて、布、皮革、紙、板、陶器、ガラス、プラスチックなどに、絵画や模様を直接に描く手芸。油性なので水に溶けにくく、一度描くと描き換えが容易にできないことや、再度の洗浄に耐えられないことが難点とされる。
[市川久美子]
次のような3種類があり、各十数種の色をもつ。(1)固形絵の具 おもに線を表現するときに用いる。パラフィン紙でつくった三角袋などに絵の具を入れ、先端を針や目打ちで突いたり、好みの大きさに切り落としたりして、穴から絵の具を絞り出し、細い線や太い線などを描く。(2)液体絵の具 主として淡い色に染めたり、ぼかしたりするときに用いる。毛筆に絵の具を浸して描く。(3)粉末絵の具 各種の色のほかに、金や銀粉、ウール粉末などもあり、線描きの上に小刷毛(こばけ)を用いて散布しておき、余分の粉末絵の具を取り除く。この絵の具を溶くためには、シンナー油や揮発油を必要とする。他の方法として、スプレー法、スタンプ法、ステンシル法などがある。
[市川久美子]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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