ホジソン(その他表記)Ralph Hodgson

改訂新版 世界大百科事典 「ホジソン」の意味・わかりやすい解説

ホジソン
Ralph Hodgson
生没年:1871-1962

イギリス詩人ヨークシャー地方出身。処女詩集《最後の黒つぐみ》(1907)以後,《牡牛》(1913)ほか数巻の小詩集がある。《詩集》(1917)によって,日常語による清澄平易な詩風のすぐれたマイナー・ポエットと認められたが,きわめて寡作で,のちには詩集《ひばり》(1959)があるのみである。1924-38年,東北大学客員教授として滞日し,その後アメリカへ移住,晩年オハイオ州の農村で送った。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ホジソン」の意味・わかりやすい解説

ホジソン
Hodgson, Leonard

[生]1889.10.24.
[没]1969.7.15.
イギリス国教会の神学者。ゼネラル神学校の弁証論教授 (1925) ,ウィンチェスター大聖堂キャノン (31) ,オックスフォード大学倫理学と牧会学教授 (38) ,ラグビーのテンプルカレッジ校長 (54) などを歴任三位一体論について研究している。主著"The Doctrine of the Trinity" (43) ,"For Faith and Freedom" (2巻,55~56,ギフォード講演) 。

ホジソン
Hodgson, Ralph

[生]1871.9.9. ヨークシャー
[没]1962.11.3. オハイオ,ミナーバ
イギリスの詩人。ジャーナリストを経て,『牡牛』 The Bull (1913) ,『栄光の歌』 The Song of Honour (13) で認められた。 1924~38年東北大学で英文学を講じたあと,夫人郷里であるオハイオ州の小都市に隠棲した。寡作の詩は『詩集』 Poems (17) ,『ひばり,その他』 The Skylark and Other Poems (58) に収められている。

ホジソン
Hodgson, C. Pemberton

幕末のイギリス駐日領事。 1859年箱館領事として来日,のちフランス領事をも兼ねた。在任中植物を採集して本国植物園に送った。その日本植物目録が,滞在記"A residence at Nagasaki and Hakodate in 1859-60" (1861) に収められている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホジソン」の意味・わかりやすい解説

ホジソン
ほじそん
Ralph Hodgson
(1871―1962)

イギリスの詩人。イングランド北東部ダーリントンに生まれる。いわゆるジョージ王朝詩人の一人で、平明な詩形に、細やかな自然描写としみじみとした人生哲学を盛り込む。寡作で、『最後のくろどり』(1907)、『詩編』(1917)のほか、晩年の『ひばり』(1959)の3詩集を数えるにすぎない。1924年(大正13)から38年(昭和13)まで東北帝国大学で教鞭(きょうべん)をとり、その後アメリカのオハイオ州の片田舎(いなか)で暮らした。

[沢崎順之助]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「ホジソン」の解説

ホジソン Hodgson, Ralph

1871-1962 イギリスの詩人,教育者。
1871年9月9日生まれ。ロンドンで新聞記者となり,「牡牛(おうし)」などの小詩集でみとめられた。大正13年(1924)来日し,昭和13年まで東北帝大の客員教授として滞在。英文学を講義し,「万葉集」の英訳にも参与。1962年11月3日アメリカで死去。91歳。

ホジソン Hodgson, Christopher Pemberton

1821-1865 イギリスの外交官。
安政6年(1859)長崎領事となり,3ヵ月後,箱館領事に転じた。箱館では植物採集にもはげみ,標本をイギリスにおくった。著作「ホジソン長崎函館滞在記」は幕末日本の貴重な見聞記。病気で帰国後,1865年10月11日フランスで死去。44歳。

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百科事典マイペディア 「ホジソン」の意味・わかりやすい解説

ホジソン

英国の詩人。1924年―1938年東北大学英文学教師。米国オハイオ州の農場で晩年を送る。寡作だが,代表作《雄牛》《イブ》《栄光の歌》を収める《詩集》(1917年)や,《ひばり》(1959年)がある。

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367日誕生日大事典 「ホジソン」の解説

ホジソン

生年月日:1800年2月1日
イギリスの東洋学者,外交官
1894年没

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