マドローダム

世界の観光地名がわかる事典 「マドローダム」の解説

マドローダム【マドローダム】

オランダの南ホラント州のデンハーグDen Haag)にあるミニチュアタウン。アルクマールのチーズ市、ハーグの平和宮、アムステルダムのダム広場の王宮ユトレヒトドム塔、アムステルダムのカナルハウス、デルタプロジェクトなど、代表的な建築物や風車や運河、跳ね橋など、オランダの名物の光景を25分の1の大きさで、厳密かつ忠実に再現したアトラクションである。ミニチュアの中に鉄道や船が走っている。園内の建物をめぐりながらオランダの建築について学ぶ建築ルート、オランダ人の水との戦いの歴史と技術を学ぶ水のルートの2つのコースが用意されている。◇現地名は「Madurodam, Holland In Miniature」。ビデオ、レーザー、照明、噴水音響などで演出された「マドローダムバイライト」というショーが、年間を通じて時間帯を変えながら行われている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マドローダム」の意味・わかりやすい解説

マドローダム
Madurodam

オランダ西部,ハーグにあるテーマパーク。1952年7月開業。オランダ国内の主要観光名所をはじめ,乗り物,植物人間,人間の生活から社会の活動にいたるまでを正確に 25分の1の縮尺で再現したミニチュアの大都市第2次世界大戦で死亡したマドロー家のひとり息子ゲオルグを記念するために,両親資金を出して建設した。敷地面積約 6000m2ベアトリクス女王が主宰し,収益は寄付される。

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