ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マーカム」の意味・わかりやすい解説
マーカム
Markham, Edwin
[没]1940.3.7. ニューヨーク
アメリカの詩人。少年時代から牧場,農場で働き,のち教師となった。ミレーの絵に触発されて,貧農の搾取に抗議した詩『鍬を持った男』 The Man with the Hoe (1899) を書き,一躍有名になり,次いで発表した『民衆の人リンカーン』 Lincoln and Other Poems (1901) も好評だったが,その後は忘れ去られた。ほかに『天国の門』 Gates of Paradise and Other Poems (20) ,『新詩集』 New Poems: Eighty Songs at Eighty (32) など。
マーカム
Markham, Sir Clements Robert
[没]1916.1.30. ロンドン
イギリスの地理学者,歴史家。 1844年海軍に入隊,在役中北極探検に参加。 52年海軍を退き,54年インド監督局に入る。その後,67~77年ロンドンのインド行政当局の地理学顧問,93年以降王立地理学会会長をつとめた。 1901年 R.スコットの南極探検隊の募金に尽力。主著『コロンブス伝』 Life of Christopher Columbus (1889) 。
マーカム
Markham, Gervase
[没]1637.2.3. 〈埋葬〉ロンドン
イギリスの詩人,著述家。軍人となって北海沿岸の低地地方やアイルランドに従軍し,その経験をもとに戦記物を書いた。ほかに農業,山林経営,騎馬術,蹄鉄術についての著書もある。アラブ馬を初めてイギリスに輸入したといわれる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報