マークシート(読み)まーくしーと(その他表記)mark sheet

デジタル大辞泉 「マークシート」の意味・読み・例文・類語

マーク‐シート

《〈和〉mark+sheet》印刷された特定位置の記号や枠を塗りつぶし、マーク読み取り装置にかけてコンピューターに入力するための用紙

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精選版 日本国語大辞典 「マークシート」の意味・読み・例文・類語

マーク‐シート

  1. 〘 名詞 〙 ( 洋語mark sheet ) マークセンスに用いる調査用紙。機械によみとらせるため、選んだ回答の欄を塗りつぶすようにしたもの。〔電子計算機はこう使われている(1966)〕

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マークシート」の意味・わかりやすい解説

マークシート
まーくしーと
mark sheet

光学式マーク読み取り装置(マークシートリーダーmark sheet reader)に適合するデータ入力装置。読み取り装置の仕様に応じて種々のサイズがある。利用者は、シートの特定の位置を鉛筆で濃く塗りつぶすことによって、それに対応した情報を入力することができる。マークシート入力方式では、どの位置をどのような情報に割り付けるかの説明をシート上に書き込み、利用者がマークをつける位置を容易に知ることができるようにしてある。この説明は、読み取り装置に感じないように橙(だいだい)色などのインキで印刷されている。

 マークシート方式は、試験採点アンケート集計、注文票の整理などのように、利用者の情報を各自がわざわざ端末機を操作せずに入力できるので、情報処理の入力方法として大きな役割をもつ。この方式で注意を要するのは、記入ミスなどのチェック、マーク記入の濃さに個人差があることの対応、機械の誤読率を下げることなどである。初歩的なミスとして、シートを折り曲げてしまう利用者がどうしてもいることもあげられる。また大学入学試験などで、選択肢なかから解答を選ぶマークシート方式では、創造力や思考力を十分に反映できないという問題もある。最近は読み取り装置が発達して、数量データなどを直接数字で記入する機能などが織り込まれている。

[小野勝章]

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百科事典マイペディア 「マークシート」の意味・わかりやすい解説

マークシート

マークの記入位置を指定するための小さな領域が印刷された帳票。鉛筆などで該当する領域を塗りつぶされたマークシートは,マークシート読取装置によりそのマーク位置を認識し,統計処理を行う。アンケートの集計用紙や試験の答案用紙,国勢調査の集計用紙など,大量のデータを機械的に処理する分野で威力を発揮する。

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