ミチューリンスク(読み)みちゅーりんすく(その他表記)Мичуринск/Michurinsk

デジタル大辞泉 「ミチューリンスク」の意味・読み・例文・類語

ミチューリンスク(Michurinsk/Мичуринск)

ロシア連邦西部、タムボフ州の都市。レスノイボロネジ川沿いに位置する。旧称コズロフ。1932年に果樹園芸家ミチューリンにちなんで現名称に改称された。17世紀にタタール侵入を防ぐために築かれた要塞起源する。黒土地帯にあり食品工業が盛ん。ネオビザンチン様式のボゴリューブスキー聖堂をはじめ、18世紀から19世紀にかけて建てられた歴史的建造物が残っている。ミチュリンスク。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミチューリンスク」の意味・わかりやすい解説

ミチューリンスク
みちゅーりんすく
Мичуринск/Michurinsk

ロシア連邦、タムボフ州の都市。人口12万1800(1999)。レスノイ・ボロネジ川畔に位置し、鉄道分岐点。1932年までコズロフКозлов/Kozlovとよばれたが、品種改良で著名な育種学者I・V・ミチューリンが当市に居住していたことから、その名を記念して改名した。市の起源は、17世紀に建てられた要塞(ようさい)に始まる。現在、食品金属加工などの工業都市で、ミチューリン記念遺伝研究所、農業大学、教育大学、ミチューリン住居博物館がある。

[中村泰三]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ミチューリンスク」の意味・わかりやすい解説

ミチューリンスク
Michurinsk

1932年まではコズロフ Kozlov。ロシア西部,タンボフ州の都市。州都タンボフの西北西約 70kmにあり,ドン川水系レスノイボロネジ川にのぞむ。 1636年要塞として建設された。金属加工,果実缶詰,繊維などの工業がある。現市名は市に住んで果樹の品種改良の研究を行なった I.V.ミチューリンを記念したもの。ミチューリン記念遺伝学研究所,教育大学があり,ミチューリンの住居は博物館となっている。鉄道,ハイウェーの分岐点で,モスクワ,タンボフ,ボロネジの各方面と連絡。人口 10万 9400 (1991推計) 。

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