ミランコビッチサイクル(その他表記)Milankovitch cycle

デジタル大辞泉 「ミランコビッチサイクル」の意味・読み・例文・類語

ミランコビッチ‐サイクル(Milankovitch cycle)

Milankovitch's cycle》数万年から十数万年という周期で見られる地表面における日射量の長期変動セルビア地球物理学者ミランコビッチにより提唱。地球の軌道要素に見られる三つの長期変動として、約2万6千年周期の地軸歳差運動、約4万1千年周期の地軸の傾斜角変化、約10万年周期の公転軌道離心率の変化を挙げ、これらの組み合わせにより氷河期・間氷期という気候変動が生じるとした。ミランコビッチの仮説

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 原田

最新 地学事典 「ミランコビッチサイクル」の解説

ミランコビッチ・サイクル

Milankovitch cycle

セルビアの科学者M.Milankovićにより計算された,地球の公転運動と自転運動に起因する日射量の周期的変動のこと。公転軌道の離心率(約10万年周期),自転軸傾斜角(約4万年周期),自転軸の歳差運動(約2万年周期)の三つの軌道要素の変化により,日射量の季節変化と緯度分布が周期的に変動する。第四紀の氷期─間氷期サイクルなど,理論的に計算された日射量変動と調和的な周期をもつ気候変動は多数報告されている。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

百科事典マイペディア 「ミランコビッチサイクル」の意味・わかりやすい解説

ミランコビッチ・サイクル

ミランコビッチによって1930年に計算された地球の気候変動についての周期現象。約10万年の周期で気候(気温)変動が起こるというもの。原因を地球の運動に求めており,歳差運動,地軸の傾き,公転軌道の離心率を要素として過去の太陽放射量を60万年前まで計算した曲線を求めた(ミランコビッチ曲線)。この曲線の周期は,深海底のボーリングコア中の化石有孔虫の酸素同位対比を用いた古水温の寒暖サイクルとほぼ一致する。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

〘 名詞 〙 春の季節がもうすぐそこまで来ていること。《 季語・冬 》 〔俳諧・俳諧四季部類(1780)〕[初出の実例]「盆栽の橙黄なり春隣〈守水老〉」(出典:春夏秋冬‐冬(1903)〈河東碧梧桐・高...

春隣の用語解説を読む