メゾチント(読み)めぞちんと

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メゾチント」の意味・わかりやすい解説

メゾチント
mezzotinto

銅版画技法一種。 1640年頃オランダ人 L.ファン・ジーゲンが考案し,17~18世紀特にイギリスで発達した技法。まず銅板全面鋸歯状の多数の刃をもつロッカーと呼ばれる道具を用い無数の点でくまなくぎざぎざに傷つけ,印刷したとき真黒になるような素地をつくる。次にスクレーパーとバニッシャーと呼ばれる道具でぎざぎざをつぶして明部を出し,黒色から白色までの諧調をつくる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メゾチント」の意味・わかりやすい解説

メゾチント
めぞちんと

銅版画

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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