メディシンハット(読み)めでぃしんはっと(その他表記)Medicine Hat

デジタル大辞泉 「メディシンハット」の意味・読み・例文・類語

メディシン‐ハット(Medicine Hat)

カナダ、アルバータ州南東部の都市カルガリーの南東約260キロメートル、サウスサスカチュワン川沿いに位置する。大陸横断鉄道米国への支線分岐点。世界有数の規模をもつ天然ガス田があり、各種工業が盛ん。

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関連語 牧畜 立地

日本大百科全書(ニッポニカ) 「メディシンハット」の意味・わかりやすい解説

メディシン・ハット
めでぃしんはっと
Medicine Hat

カナダ、アルバータ州南東部の都市。人口5万1249(2001)。南サスカチェワン川に臨み、河港をもち、カナダ太平洋鉄道アメリカ合衆国への支線が交わる交通上の要地である。天然ガスと褐炭が豊富に産し、その集散地でもあり、製材製粉鋳造、農機具製造などの工業も発達する。市の付近は標高700メートルの台地であるが、水利事業により豊かな灌漑(かんがい)農業地域となる。1883年に建設された。

[山下脩二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メディシンハット」の意味・わかりやすい解説

メディシンハット
Medicine Hat

カナダ,アルバータ州南東端の都市。サスカチュワン州に近く,サスカチュワン河畔でサイプレス丘陵の下に位置する。ノースウェスト騎馬警察隊の駐屯地 (1882) および鉄道建設工事のキャンプ (83) を中核集落形成。大陸横断の鉄道,ハイウェーの分岐点にあり,世界でも最大規模の天然ガス田の中に位置するため,多くの工業が立地。周辺の農村部では,牧畜と野菜栽培が行われる。人口4万 3625 (1991) 。

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