勿論(読み)モチロン

デジタル大辞泉 「勿論」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「勿論」の意味・読み・例文・類語

もち‐ろん【勿論】

  1. [ 1 ] ( 議論余地がないの意。多く副詞的に用いる ) 言うまでもなく自明であること。無論。
    1. [初出の実例]「この義、勿論なるべし」(出典:名語記(1275)九)
    2. 「『貴公見たか』『もちろん見升た』」(出典:洒落本・北華通情(1794))
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 程度のはなはだしいさまを表わす語。大いに。大変。たくさん。
    1. [初出の実例]「一向えらい妙妙妙、勿論古雅でどうもいへぬ」(出典:滑稽本・通者茶話太郎(1795)二)

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普及版 字通 「勿論」の読み・字形・画数・意味

【勿論】ふつろん

追究するな。

字通「勿」の項目を見る

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